※1 ここでいうマンツーマン美容室とは、アシスタント(お手伝い、見習い)が基本的に店内に存在せず全ての施術工程(シャンプー、カット、カラー、パーマ、仕上げ等)を一人の担当美容師が全て行う美容室です。
上記が当てはまれば、何人(全部スタイリスト)で働いていてもマンツー美容室です。
僕はマンツーマン美容室で働いている「マンツーマン美容師」です。
マンツーマン形式そのものにコダワリがあります。
何故?
理由は簡単です。
「作業分担する美容室より、もっと良いサービス(商品=施術)をお客様にご提案できる方法だと思うからです」
ソレは僕だけに当てはまることではありません、全ての美容師にあてはまることだと思っています。
アシスタント=見習い(全部の施術をまだできない状態)よりスタイリスト=全部の施術ができる担当者に全部やってもらう方が巧く出来るからです( ̄▽+ ̄*)
パーマやカラーで同時に分散してやって、担当箇所で違う仕上がりになるのは絶対です!(人間は機械のように精密ではないですから)
では何故、現在ほとんどの美容室が分業した形態をとっているのでしょう?
むしろ分業するメリットは何でしょう?
答えは明確です
・回転数(お客様の)が上がる
・見習いを育てるための実績&経験を積める
どうでしょう?
ほぼ100%お店側だけの都合ですね・・・・
常連のお客様からはこんなお声も多数お聞きしています。
「項目ごとに担当者が入れ替わり、その度に同じ会話攻めが嫌でした」
「カラーで後ろと前で色が違う(パーマもアリ)」
「担当者がブロー(仕上げ)をしてくれないから、やり方を聞けない」
美容師(働く側)としてはどうでしょう?
「本音を言ってしまえば自分のお客様をこだわって、全部一人で担当したい!」
少なくとも、僕はそう思ってました(分業して働いてたころ)
では、仮に上記のことと逆の美容師が貴方の担当者だったらどうでしょう?
「メンドクサイからカットだけしたい」
「実はパーマ苦手だから○○(アシスタント)にまかせよう!」
「自分の力は不十分なので皆で力を合わせて仕上げたい」
最悪ですね・・・・・
まあ、上記の例はいないとしても(いないと信じたいですねw)
「回転数上げて売り上げ伸ばしてお金稼がないと!」
っていうのは大いに考えられますね。
それでもお客様にしてみれば関係のない話ですよね
しかし、本当に問題なのは「アシスタントをつけて回転数を上げなければ給料が不十分な状態(システム)」を構築していることです(経営者の考え方)
上記までのお話を美容師にお話するとほとんどの人が次の問題を指摘します。
「分業しなければアシスタント(見習い)が育たなくなるじゃないか!」
このような意見ばかりが美容師の口から出ること事態、今の日本の美容学校や国家試験の制度と実質に問題があるとおもいます。
次回に続く。
「第二話 1年以内に髪を切れる美容師に ~美容学校と国家試験問題~」
内容は美容師大村の独断と偏見により構成されているため、必ずしも事実がそうとは限りません。